日本緑茶の創始者・永谷宗円生誕の地、
湯屋谷(やんたん)
地域の魅力
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お茶のまち宇治田原町。その南東部に位置し、地元では「やんたん」と呼ばれている「湯屋谷」は、日本緑茶が生まれたところです。
4つの谷を歩いて巡れば、お茶どころの歴史やのどかな風景、人とのふれあいが待っています。
心をゆっくり元気にしてくれる、そんな「やんたん」に出かけてみませんか
お茶栽培は大福谷からスタート
宇治茶の主要産地「宇治田原町」。明恵上人の弟子によってこの地に栽培方法がもたらされたといわれます。最初に茶の木が植えられたのは、霊峰・鷲峰山のふもとに広がる大福谷の奥地。周囲の樹木で風や日光がほどよく遮られ、霜が降りず、栽培に適した環境であったことから、大福谷のお茶は評判を呼びました。
緑茶の生みの親は湯屋谷にいた!
15年かけて日本緑茶の製法の礎「青製煎茶製法」を編み出した永谷宗円の出生の地。
現在、湯屋谷の奥地にある宗円の出生地では、生家が復元され、茶葉の製造に使った焙炉跡を見ることができます。
日本遺産の町並み
宗円による煎茶の流行を受け、湯屋谷の茶産業は大きく発展。山あいの集落にも関わらず、大きな茶問屋や茶農家が軒を連ねる町並みがあり、現在もその姿を色濃く残していることから、湯屋谷一帯は永谷宗円生家とともに「日本遺産」の構成資産に認定されました。
お茶以外の魅力も満載
太古は海の底だったことから貝の化石が採掘されたり、温泉が湧いた時代があったり(現在は冷泉)、多彩な歴史を歩んでいます。またサンショウウオもすむという町内最大の滝「大滝」や、江戸時代から続く伝統行事、地元のグルメ店にも近年注目が集まっています。
日本緑茶の歴史を感じる
宗円街道コース
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石積みの家屋や茶問屋、
茶畑などお茶にまつわるスポットを巡るコース。
(約4km)
- 工業団地口
- 徒歩23分
- 1 湯屋谷会館
- 徒歩7分
- 2 冷 泉
- 徒歩12分
- 3 大福谷
- 徒歩6分
- 4 宇治田原茶発祥の地
- 徒歩19分
- 5 永谷宗円生家・茶宗明神社
- 徒歩14分
- 6 湯屋谷会館
森林浴も楽しむ
大滝街道コース
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永谷宗円生家と一緒に鷲峰山を水源とした
「大滝」でマイナスイオンも満喫。(約6km)
- 工業団地口
- 徒歩23分
- 1 湯屋谷会館
- 徒歩9分
- 2 長福寺
- 徒歩29分
- 3 大 滝
- 徒歩23分
- 4 赤ヶ尾 入口
- 徒歩9分
- 5 永谷宗円生家・茶宗明神社
- 徒歩14分
- 6 湯屋谷会館
やんたん見どころ行事
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5月上・中旬の日曜
永谷宗円家新茶まつり
生家の茶畑で茶摘み体験、新芽を使った製茶体験、煎茶やおにぎりのふるまいなど充実した体験型イベント。
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8月中・下旬の日曜日
灯篭張りとやんたん灯りまつり
灯篭に野菜で作った干支を飾り狂句を書き入れて奉納する「灯篭張り」は江戸末期から続く伝統行事。近年は「やんたん灯りまつり」も併催。
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9/1
大滝祭
江戸時代から行われていたと伝わる雨乞いの儀式。祝詩奏上の後、酒を飲ませた鰻を滝つぼへ放ちます。
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12/31~1/1
新春手もみ茶奉納
お茶の伝統製法・手もみを一般公開(例年21時~翌2時頃)。完成後は隣接の茶宗明神社へ奉納
宇治田原の茶文化がたくさん詰まったやんたん地域を散策!
歴史や文化に触れる素敵な旅を案内する「やんたん散策マップ」を片手に
お茶の郷で過ごすやさしい時間を体験してみませんか?
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やんたんものがたり
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江戸時代中頃、日本緑茶の製法を生んだ「永谷宗円」が住んでいた町、宇治田原町・湯屋谷。
地元で「やんたん」と呼ばれるこの町で、今も受け継がれるお茶の文化・歴史とは…。