建藤神社(たてふじじんじゃ)
- 神社仏閣・史跡
建藤神社は禅定寺地区の氏神で、もとは上社と下社に分かれていました(現在の神社は上社の場所)。天児屋根命を祭神とします。
現存する棟札によると、下社の創建は天延3(975)年とされます(この棟札は後世の作とみられる)。「禅定寺文書」には後宇多天皇の弘安2(1279)年に藤原兼重が願主となり上、下両建藤神社を造営したと記されています。
江戸時代中期とみられる現在の社殿には鮮やかな色彩が施されており、平成22年度には檜皮葺の屋根が修復されました。
禅定寺、建藤神社(上社)、下社の跡はちょうど南北一直線上に並んでおり、計画的に配置された可能性があります。
見学のポイント
京都府登録文化財(本殿、拝殿等)
京都府文化財環境保全地域(境内)
アクセス
【住所】
宇治田原町大字禅定寺小字建藤88
【交通アクセス】
公共交通
JR奈良線「宇治」駅、京阪「宇治」駅、近鉄「新田辺」駅から京都京阪バス「維中前(いちゅうまえ)行き」「緑苑坂(りょくえんざか)行き」「工業団地行き」のいずれかに乗車、「維中前(いちゅうまえ)」バス停下車 徒歩約40分 又は「長山口(おとのやまぐち)」バス停下車 徒歩約30分
自動車(枚方・京田辺・城陽方面よりお越しの場合)
国道307号を甲賀・信楽方面へ東進し、岩山交差点を左折。岩山バイパスから府道大石東線を大津方面へ
自動車(大津方面よりお越しの場合)
府道大石東線を南下
自動車(高速道路をご利用の場合)
京滋バイパス「南郷」IC(下り出口)又は「笠取」IC(上り出口)から禅定寺地区へ
【問い合わせ先】
0774-88-3782(猿丸神社)